戸籍がコンピュータ管理されるようになったことを
前回のコラムでお話ししました。
これは平成6年に戸籍法が変わった影響です。
現在の戸籍はA4用紙を縦型に置いて横書きでかかれていますが、
以前の戸籍はA4用紙を横型に置いて縦書になっているのを見たことがないでしょうか。
この戸籍のことを【改製原戸籍】(かいせい・げんこせき)といいます。
はらこせき、なんていう言い方をすることもあります。
改製は昭和32年にも変わっていて、このあたりの戸籍をきちんとつなげて、
亡くなった人の法定相続人を確定させます。
私は相続のご相談を受けるとき、まず家系図を書いていただくのですが
その家系図を鵜吞みにはしません。万が一、法定相続人が全員参加していない
遺産分割協議書ができるとその協議書は無効になりますから、
慎重に慎重に戸籍を読み解きます。
これがなかなかストレスのかかる作業だったりします。
戸籍をつなげる、という作業については次回のネタにしましょう。
法定相続人が誰か、という話も改めてしますね。
個人的には現在戸籍は450円、古い戸籍を出してもらうには750円もかかる。
これはどうなんだべと思ってはいたりするのですが・・・