12月6日は、2015年に他界した父親の命日です。はやいもので8年が経ちます。
当時は保険会社でいっぱしの域に入った頃。退職・独立開業なんて全く考えていませんでした。
人が亡くなることを『相続』と申しますが、これは仏教用語であり『相』は「手相」「人相」に
つながる「人の姿」を意味します。父は身をもって相続実務を教えてくれました。
いま、父親という姿はないけれども、鏡を見れば父親に似てきた。そうやって姿ではない姿を
残し『続』けることを相続というならば、私は相続を全うできたのではないかとも考えています。
一昨年の今頃は行政書士試験に不合格確定、退社も確定。40半ばにして浪人生だなんて、
他人様にはとても言えない、なさけない、失意の中にありました。
昨年の今頃は合格はほぼ確定していたものの、発表までは気が気でない毎日でした。
いま、法務家になって数多くの相続実務に関わっています。この原点は、紛れもなく父親です。
これからも相続実務を通じて地域に貢献できる法務家として、研鑽を継続します。