コラム

【相続】戸籍を読み解く③

2024年05月11日

前回のコラムから気付けば1カ月も経過していました。

戸籍をつなげる、という作業について。まず、戸籍が分かれる(終わる)理由には
1.戸籍法の改正
2.転籍(同一市区町村を除く)
3.婚姻・離婚等による新たな戸籍作成
4.分籍(自分の意思で戸籍から抜ける)
5.死亡(戸籍にいる人全員が死亡すると除籍)

などがあります。
そのたびに新たな戸籍が作成されますので、日付ベースできっちり合わせていきます。
最近の戸籍はコンピュータ化されていますので読みやすいのですが、その昔は
これがすべて手書きだったりしますので、先人の苦労が伝わります。

当職が相続のご相談を受ける際にも、ご自身でたくさんの戸籍を揃えてこられて
「これで銀行に出したら足りないと言われたんですが・・・」と言われるケースは
多々あります。足りない戸籍を揃えていく作業はパズルのピースを合わせる
作業に似ている気がします。

次回は、戸籍謄本(とうほん)と戸籍抄本(しょうほん)の違いについて
お伝えしようと思っています。