ある日、おひとりぐらしの方が突然体調を崩し、そのまま病院から出られない生活になり介護生活⇒そのまま人生の幕を閉じる、といったことも珍しくなくなりました。こういった残置物は、大家さんが片づけようにも相続人の同意がないと片づけることはできないのが原則です。
また廃棄物は、法令上【一般廃棄物】と【産業廃棄物】に分かれ、ご家庭から出るゴミは【一般廃棄物】に分類されます。一般廃棄物とは、例えば月・木曜日にステーションに回収に来るものから「し尿」に関するものまで態様は様々です。ところが、相続や引っ越しに伴って排出される粗大ゴミ・生活ゴミの回収を【産業廃棄物】の許可しか持っていない業者が行うことがあります。これはもちろん違法です。自治体にもよりますが、こういった遺品や残置物は自治体の指定する『一時多量ごみ』によって排出することが求められます。
相続に伴う粗大ゴミや残置物、遺品の取扱いに関するご相談は、相続と廃棄物行政に詳しい当職におたずねください。