相続・高齢者支援行政書士の上岡です。
相続・高齢者支援専門行政書士の上岡です。今回のコラムは、前回【相続】生命保険を探し出せ!の続きをやります。当事務所に持ち込まれる相談の中でも意外と多いのが「亡くなった人がどんな生活をしていたかわからない」というものです。これは、お亡くなりになった方(被相続人)が相続人と同居していない場合に多く、また書類の整理も行き届いていないためのようです。
相続業務をお受けすると、当職は被相続人(亡くなった人)①相続人調査とともに②財産調査を始めていくことになりますが、その際、もっとも優先順位の高い財産調査対象は『預貯金』です。
しかしこの預貯金、なかなか一筋縄ではいきません。というのが、預貯金には前回のコラムでお示ししたような業界団体として調査を一手に引き受ける団体がないのです。つまり、ありえそうな銀行や信用金庫に1社1社問い合わせるしか方法がないのです。またその金融機関ごとに、問い合わせに必要な書類やルールが異なったりするので、意外と時間と手間がかかります。
以前、岡山市内にお住まいの相続人さんからの依頼で、愛知県にお住まいだったご母堂様の『預貯金口座がどこかの会社にあるはずだから調べて欲しい』というご依頼があり、お住まいだった地区にてたずねあたりのありそうな金融機関を徹底的に調べたところ15社以上ありました。結果は、たしかに2社に取引はあったものの、残高は数十円。終活は大事だな、相続人に自分のことを伝えておいてくれれば、と思ってしまう残念な結果でした。
ただ、一方で、同じく岡山県内にお住まいの相続人さんの依頼で、北海道の田舎町にて一人暮らしで亡くなった弟さんの相続財産をきっちり調査したら500万円以上の預貯金が発見されたなんてケースもありました。調べてみないとわからないこともあるものだと思ったものです。
(金融機関側は相続があったときに『うちに口座・財産があるよ!』なんて教えてくれませんからね!)まして、これからの時代は通帳すら発行されないアプリの時代。デジタル遺産化してログインもできなくなると大変なことになるぞう、と少々将来を危惧していたりします。
相続手続に不安を感じたときは、どうぞ当職にご相談ください。
(投稿者・行政書士 上岡 融)